2001年07月19日
汎用4樹脂の出荷、6月はPP以外が前年割れ
上期計でもPPだけが1%ながら前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂の6月の出荷実績は、輸出が軒並み前年同月を下回ったのが響いて、4樹脂のうちPPを除く3樹脂が前年を割り込んだ。
 国内向けの出荷は樹脂によってばらつきがあり、HDPEとPPは前年を上回ったが、LDPEはめずらしくマイナス成長となり、PSは引き続き大幅減となっている。LDPEの国内向けが減少したのは、メーンの一般フィルム用が4%、ラミネート用が5%それぞれ減ったことによるところが大きい。PSの減少には、電機工業用の27%減が特に響いている。HDPEの中では、これまで減少を続けていたフィルム用が横並びとなったことと、射出成形用が8%、パイプ用が6%それぞれ伸びた点が目を引く。PPでは、コンテナー用の58%増と雑貨用の7%増などが目立つ。
 輸出が4樹脂全てマイナスとなったのは、中国をはじめとしたアジア地域全体の需要の縮小と市況の低下が一段と進んできたため。多くの樹脂メーカーが、ザヤを嫌って特定の品種なり特定の需要家向けなりに成約を絞っているのがストレートに実績面に表れている。
 こうした6月の実績も反映して、上期(1~6月期)合計の出荷実績も全体に低調なものとなっている。各樹脂の総集荷数量は、PPがわずかに1%の増加となった以外全て前年同期を下回っている。縮小幅も4~7%と小さくない。国内向けは、両PEが前年並みを維持し、PPは2%増となったためマイナス成長はPSの7%減だけであったが、輸出が軒並み前年割れとなったのが響いている。中でもLDPEの28%減、HDPEの24%減が目を引く。いずれの中国向けが大幅に減ったことによると見られている。
 汎用4樹脂の6月および1~6月実績は別表の通り。

2001年6月4樹脂生産・出荷・在庫実績
4樹脂生産・出荷・在庫実績
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