2007年02月07日
広西・欽州市にエチレン年産120万トンセンター
パラキシレン100万トンも 石油精製は1,000万トン
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国の広西チワン族自治区が「広西沿海石油化工産業中長期発展計画」として、同区南海岸にある欽州市にエチレン年産120万トン規模のセンター建設を進めることになった。
 
 今後、国家発展改革委員会などの審査を受けることになるが、同区での大型エチレンセンター計画ははじめてであり、パラキシレン100万トン計画と合わせ注目を集めている。

 同市には現在、中国石油天然ガス集団が年1,000万トンを処理する石油精製設備を昨年末に着工、目下、建設中であり、2010年を完成目標にしている。120万トンのエチレン設備はこれに合わせて建設する計画とされる。

 1,000万トンの石油精製設備は引き続き2,000万トンに拡充される予定。これに伴い隣接する北海市に石油化学製品の生産基地がつくられるが、製品は合成樹脂、有機原料、化学肥料、微細加工品などを検討中といわれる。