2001年07月18日
米Nexant社、IBMからケム・システムズ社を買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 エネルギー分野を得意とする米コンサルティング会社Nexant社はこのほど、IBM社の子会社であるケム・システムズ社の買収についてIBM社と基本合意した。買収後はケム・システムズ社の全社員と資産がNexant社に移る。

 この買収によりNexant社の顧客数は増加、化学産業分野での技術力も向上し、特にアジア地域ではグローバルネットワークも拡充される。これまでNexant社には無かったアジア地域の事業所として、ケム・システムズ社所有の東京とバンコクが加わることになる。

 買収後もケム・システムズ社は本社のある米ニューヨーク州を拠点に活動。Nexant社はサンフランシスコの本社をはじめ、米国内数ヶ所に事業所を、またヨーロッパの本社はロンドンに置いている。ケム・システムズ社もロンドンに事業所があることから、買収後は両社の現オフィスを閉鎖し、新事業所に各事業部を移すことになる。

 Nexant社のBasem Sarandah氏(社長兼CEO)は「両社の事業を結合することにより、電力、石油、ガス、石油精製、石油化学、化学など多岐の分野にわたってコンサルティングを提供していくことができる」と意欲的だ。またNexant社はプロセス技術を得意とし、一方のケム・システムズ社は市場調査等に強いことから、今後の相互効果に期待を寄せている。さらに両社の現顧客はあまり重複しておらず、買収のメリットは高いと見られている。