2007年02月15日
CDMプロジェクト承認、丸紅、新日鉄など3件
【カテゴリー】:環境/安全(海外)
【関連企業・団体】:なし

 経産省は15日、新日本製鉄、丸紅、プロアクトインターナショナルの3社から申請のあった、海外でのエネルギー回収・発電プロジェクトなどが、わが国のCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトとして京都メカニズム推進・活用会議で承認されたと発表した。
 
 <新日本製鉄>
 ・申請者 :新日本製鉄
 ・実施国 :中国
 ・プロジェクト名 :中国済南の製鉄プラントでの廃熱回収システムを利用した発電。
 ・プロジェクトの概要 :製鉄プラントのコークス炉にCDQ(コークス乾式消火設備)を設置し、赤熱コークスの廃熱を利用して25MWの発電を行う。
 ・CO2排出削減量予測 :年間15.9万トン
 
 <丸紅>
 ・申請者 :丸紅
 ・実施国 :中国
 ・プロジェクト名 :山東省東華セメント工場廃熱回収発電プロジェクト。
 ・プロジェクトの概要 :セメント工場で、セメントクリンカー生産ラインのロータリーキルンからの廃熱を利用し、6MWの発電を行う。
 ・CO2排出削減量予測 :年間3.4万トン

 <プロアクトインターナショナル>
 ・申請者 :プロアクトインターナショナル
 ・実施国 :ラオス
 ・プロジェクト名 :ビール製造工場におけるエネルギー使用効率改善事業。
 ・プロジェクトの概要 :ビール工場に、省エネ設備として(1)蒸気の回収・再加熱装置(2)殺菌工程へのヒートポンプ(3)排水から発生するメタンガス燃焼用ボイラー、各設備を設置する。
 ・CO2排出削減量予測 :年間0.3万トン