2007年02月16日
ハンツマン、米国の汎用品事業を売却
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 ハンツマンは15日、Koch Industries の子会社のFlint Hills に米国のオレフィン/汎用ポリマー事業を売却する契約を締結したと発表した。

 売却するのは米国のPort Arthur, Odessa、Longview(テキサス州)、 Peru(イリノイ州)、Marysville(ミシガン州)の5工場のオレフィンとポリマー工場で、Port Neches(テキサス州)にあるエチレン工場は、機能製品事業部の自家消費のため売却対象外となる。

 売却額は在庫分286百万ドルを含め総額761百万ドル。

 ハンツマンは、「今回の売却により、汎用石油化学品の処分を完了し、差別化製品の製造販売会社に衣替えした。エネルギーコストに余り左右されない、高価値の高成長製品が中心となる」としている。

 ハンツマンは昨年9月に、欧州の石化・ポリマー事業をSABICに売却している。

 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=19851

 また、昨年6月には米国のブタジェン/MTBE事業を売却する一方、チバ・スペシャルティ・ケミカルズからテキスタイル機能材ビジネスを買収している。現在の主製品はポリウレタンとなっている。

 売却先のKoch Industries は2003年にデュポンから子会社で総合繊維及び中間体メーカーのインビスタを買収している。

 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=12354