2001年07月17日
プロピレンの国際需給バランスが改善の方向
アジア市場ではスポットが早くも強含み
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびにエチレンセンター筋によると、プロピレンの国際需給バランスが8~9月以降に回復する公算が濃厚となってきた。これは、大幅な供給過剰状態にあった米国のFCCプロピレンの需給バランスが、アジア地域における同国製品の最近の集中的な消化が効いて、秋口からウエルバランスに変わる見通しが出てきたことによるもの。
 アジア地域では、かねてからインドネシア、台湾、韓国などの誘導品メーカーがプロピレン不足に陥っており、このため、6月以降、積極的に米国のプロピレンを輸入するところが相次いでいる。8月までの2ヵ月強の間に合計約5万トンがアジア地域に流入する見通しにある。
 しかし、秋口以降は米国内の需給バランスが好転する見込みにあり、このため、これまでのような安価なプロピレンがアジア市場に持ち込まれることは考えられなくなってきているというのが最近の大手商社やエチレンセンター筋に共通した見方となっている。
 アジア市場では、こうした見方の広がりに歩調を合わせるようにプロピレンのスポット相場が強含みに転じている。7月中旬に入ってからのオファー価格はトン当たり15~20ドル上がって、CFR同420~430ドルとなっている。エチレンのスポット相場に急接近しているわけで、これが今後どういった傾向をたどっていくかが注目される。