2007年03月12日
河北省の唐山市が4月4日に投資環境セミナー
電力、石油、石油化学、鉄鋼などの大プロジェクト
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 河北省と唐山市は4月4日午後2時半から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで唐山市の投資環境セミナーと中国外資導入政策の新動向の講演会を開く。付双建・河北省副省長、張国棟・唐山市長ら幹部37人が出席する。入場無料、要登録。

 問い合わせは唐山政府日本事務所(TEL:06−6344−3225、FAX:06−6344−3224)または国際貿易促進協会(TEL:03−3506−8261、FAX:03−3506−8280)

 唐山市は北京から東に154キロ、天津から北に108キロの華北平野に立地し、東には渤海湾が広がっている。市内に4つの工業地区があるほか、渤海湾海浜地帯の曽妃甸港区に昨年10月に第11次5カ年計画として中国政府から認められた国家プロジェクト・国際産業基地を建設中。

 市の人口は715万人、うち都市人口300万人。面積1万3,472平方キロ、うち市区面積3,874平方キロ。190キロの海岸線を持つ。天津港と北京空港に近く物流面に優れているほか、インフラ、生活環境が完備している。

 現在では鉄鋼、セメント、陶磁器、石炭、化学、薬品、機械、エネルギー、メカトロなどの産業が発達し、日系企業のアイシン精機、松下電器産業、神戸製鋼所、NGKなどが活躍している。電車の製造基地でもある。

 海浜地帯の国際産業基地には首都京唐鉄鋼の高炉(5,500立方メートル、4基)、中国石油の石油精製(1,500万トン)、エチレン100万トン級の石油化学センター、香港華潤集団の出力660万キロワットの発電設備、鉱石運搬船用埠頭(40万トン2バースなど)、石油備蓄タンク、LPG埠頭などの大型設備が建設されている。

 また、華北、東北、西部3地区からの石炭積出埠頭やボイラー、発電設備などを建設中。外資の協力を得て造船所も建造する予定。同セミナーでは唐山神鋼溶接材料の茂木勘司総経理が現地での経験事例を紹介する。