| 2007年03月13日 |
| 中国の樹脂輸入、1月は全体に活発 |
| 主要8品目のうち7品目が前年を上回る |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国による1月の合成樹脂の輸入活動は全体に例年以上に活発であった。合計8品目のうち前年同月を下回ったのは高圧法低密度ポリエチレンだけで、他の7品目は全て前年同月を上回った。 最も高い伸びを遂げたのはPPコポリマーで、前年同月の4.5倍に達した。また、他の樹脂もL-LDPEの26.5%増、PPホモポリマーの19.6%増など全体に伸び率が高い。HP-LDPEだけは12.3%減と不振であった。 全体が活発であった要因については、各商社とも、旧正月(春節)の休暇時期が例年より遅かったため加工企業の操業日数が多かったことが少なからず作用していると分析している。その分、2月の輸入が減ったはずと指摘する向きもある。 輸出国別では、引き続き韓国と台湾からの引取りが全体に多い。日本品はPVCでトップを占めているものの、他の樹脂では多くが5位以下にとどまっている。 中国による主要樹脂の1月の輸入通関数量は以下の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽HP-LDPE=79,410トン(87.7%) ▽L-LDPE=175,523トン(126.5%) ▽HDPE=251,600トン(105.4%) ▽PP-H=285,528トン(119.6%) ▽PP-C=57,073トン(452.3%) ▽PS=92,505トン(114.5%) ▽PVC=93,631トン(118.9%) ▽ABS=153,449トン(116.0%) |