| 2007年03月14日 |
| ポリオレフィンの対中価格、3月分も安定 |
| L-LDPEだけはわずかに上向き |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:なし |
複数の大手商社によると、韓国、台湾、サウジアラビアなどポリオレフィンの主要供給国による中国向けの各樹脂の3月下旬渡しの価格は一部を除いて春節(旧正月)前とほぼ同じレベルにとどまることが確定した。 供給国の多くは春節休暇明けには活発な引き合いが寄せられると期待、価格の底上げを計画していた。しかしふたを開けてみると予想していたほど注文が集まらず、このため価格はL-LDPEを除いていずれも据え置きを余儀なくされたという。 L-LDPEの商談は、農業用フィルムの需要期入りとあって春節休暇前の商談に続いての値上げ決着となった。ただし上げ幅はトン当たりわずか10ドル前後で、このためCFR価格は1,290〜1,300ドルどまりとなる。 他の樹脂のCFR価格は、HP-LDPEが1,300〜1,320ドル、HDPEが1,260〜1,280ドル、PPホモポリマーが1,280〜1,300ドルといったところとなる。 |