2007年03月22日
EPSの2月の出荷、2ヵ月連続の前年割れ
水産向けの長期不振が足を引っ張る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会の集計によると、発泡スチレンビーズ(EPS)の2月の総出荷数量は12,868トンとなった。
 前年同月の実績を3.9%下回っている。昨年12月に3ヵ月ぶりに前年同月を上回ってその後が注目されていたが、実際にふたを明けると2ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 2月の不振の最大の要因は、消費量が断トツの水産向けが6ヵ月連続の前年同月割れの3.3%減となったのに加えてその他成型品向けが9.6%もの大きな落ち込みになったことにある。家電向けは7ヵ月連続して前年同月を上回り、またブロック向けも2ヵ月連続で前年超えとなったが水産向けとその他成型品向けの不振をカバーするまでには至らなかった。
 
 この結果、1〜2月トータルは16,136トンとなった。前年同期の実績を2.0%下回っている。水産向けの2.4%減とその他成型品向けの5.0%減が響いている。家電向けは2.9%、ブロック向けは10.3%それぞれ前年同期を上回っている。
 
 EPSの2月の需要分野別の出荷実績と累計は別表の通り。

【関連ファイル】
EPSの07年2月の出荷実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1174518001.htm