| 2007年03月23日 |
| NOVA Chemicals、北米のSM、PS事業をINEOSとのJVに移管 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
NOVA ChemicalsとINEOS は22日、NOVAの北米のSM、PS事業を両社の欧州の50/50JVのNOVA Innovene に移管することで合意したと発表した。今後手続きを経て、第3四半期に拡大JVが発足する。 移管するのはNOVAの子会社STYRENIXで、テキサスとカナダのオンタリオにあるSM事業、米国とカナダのPS事業のほか、PS系のポリマー、NAS(R)(Styrene Methylmethacrylate copolymer)、ZYLAR(R)(NASの 耐衝撃性改質グレード)、DYLARK(R)( スチレン-無水マレイン酸共重合体)を含む。 NOVAのCEOは「米国のスチレン業界は設備を廃棄し、統合を検討し、赤字垂れ流しを止めるために動き出す必要がある」と述べており、2006年1月にはバージニア州のチェサピーク工場を閉鎖すると発表し、6月にStyrenix事業部を別会社にすると発表した。 NOVAは事業を「エチレン & PE」、「発泡PS & 機能製品」、及び「Styrenix」の3つに区分しているが、Styrenixはコア事業ではなく、将来、売却するか、スピンオフすると見られていた。 今回の移管により新しいNOVA Innovene の北米、欧州、全世界でのシェアは以下の通りとなる。 SM: 北米1位、世界5位 PS: 北米1位、欧州2位、世界2位 発泡PS: 欧州1位、世界4位 INEOSは欧州のSM事業を、NOVAは北米の発泡PS事業を、JVには出さず自社で運営する。 NOVA Innoveneは2005年にNOVAが欧州のPS事業を出してBPとの50/50JVとして設立した。その後、BPが分離したInnoveneをIneosが買収した。 |