2007年04月03日
中国による化成品輸入、2月も活発
オレフィンも引き続き前年を大幅に上回る
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国によるオレフィンと主要化成品の2月の輸入活動は1月と同様に極めて活発であった。オレフィンと主要化成品の合計9品目の輸入のうち8品目が前年同月を上回り、前年同月を下回ったのはBPA(ビスフェノール-A)だけであった。9品目のうち7品目が2ヵ月連続の前年同月超えとなっている。低迷が続いている汎用樹脂とは対照的な姿となっている。
 
 2月の輸入通関実績の中で特に伸びの大きさが目立つのは、エチレン、PH(フェノール)、プロピレンの3品目で、それぞれの前年同月比は順に2.63倍、2.09倍、1.72倍となっている。また、AN(アクリロニトリル)、VCM(塩ビモノマー)、TPA(テレフタル酸)、EG(エチレングリコール)の4品目も伸び率はいずれも2けたを記録している。
 
 各製品の2月の輸入通関数量は以下の通り。右は1月との合計。カッコ内は前年比。
 ▽エチレン=13,707トン(262.5%)  32,876トン(208.8%)
 ▽プロピレン=39,458トン(172.1%)  82,339トン(192.7%)
 ▽SM=195,224トン(101.2%)  447,300トン (113.2%)
 ▽VCM=67,704トン(125.4%)  163,772トン(107.7%)
 ▽EG=345,652トン(116.4%)  788,697トン(120.4%)
 ▽TPA=559,469トン(119.1%)  1,338,068トン(121.5%)
 ▽AN=32,500トン(155.0%)  62,997トン(144.2%)
 ▽PH=38,478トン(208.8%)  65,678トン(174.9%)
 ▽BPA=28,426トン(86.4%)  66,931トン(114.7%)