| 2007年04月04日 |
| 極東のエチレン価格、引き続き軟化 |
| 一部にはCFRトン910ドルものも |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、極東におけるエチレンのスポット価格は先週に入っても下げ止まらず、トン当たりCFR910ドルでの商談も散見される事態となった。 極東における先週末の価格は、高値が同940ドルで1週間前に比べると20ドル安く、安値は同910ドルで同30ドルの値下がりとなっている。平均では9週間連続の下降となった。 しかし同じアジアの東南アジア地域の場合は、下降にブレーキがかかって先週末の平均CFR価格は同980ドルとなっている。前の週とほとんど変わっていない。したがって、極東との格差が再び拡大している。 大手商社の多くは、極東のスポット価格が下降を続けている要因として、韓国から余剰玉が流れ続けていることや台湾・FPCが年産120万トン能力のエチレンプラントの操業を4月末にも開始する見通しとなってきたこと等を挙げており、今後もなお小幅の下降が続くと予想している。 |