2007年04月10日
LG Daesan大山のエチレン増産工事が完工
続いてSAMSUNG TOTALも下旬から増強工事に
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社筋によると、韓国・LG Daesanは年産73万トン能力に増強したエチレンプラントの試運転を10日に再開した。
 同社は3月1日に年産47万トンのエチレンプラントの操業を休止して定修を実施すると同時にナフサ分解炉を同26万トン規模増強する工事も進めていた。その結果先週末に全ての工事を完了してオイルインしたが、若干の不具合が生じたため操業を中断して点検と改善の措置を講じていたもの。
 
 韓国におけるエチレンプラントの増強は、先のYNCCの同35万トン増に続いて今回のLG Daesanの増炉が2件目。大手商社筋の調べによると、同73万トン能力に拡大したLG Daesanの同プラントが本格稼動すると、韓国のエチレン生産能力は同671万5,000トンとなる。

 これに続いて同国では、SAMSUNG TOTALが4月20日から50日間にわたって実施する定修の期間中に同20万トン能力の増強工事も併せて実行する計画。同社の生産能力は同85万トンに拡大、同国全体の総設備能力は691万5,000トンとなる。