2007年04月11日
ポリオレフィンフィルムの出荷の低迷続く
2月も前年同月を8.4%下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が集計したポリオレフィンインフレーションフィルムの2月の総出荷数量は57,533トンで、前年同月の実績を8.4%下回った。集計対象企業数は177社で前年同月より3社少ないだけなので、総出荷数量の縮小の要因がメーカー数の減少にあるとは言えない。

 うちLDPEフィルムの出荷数量は37,911トンで前年同月比が7.7%減、HDPEフィルムは18,252トンで同10.1%減、IPPは1,370トンで同5.2%減となっている。
 この結果、LDPEフィルムとIPPは5ヶ月連続の、またHDPEフィルムは6ヶ月連続の前年同月割れとなった。総出荷数量も5ヶ月連続の前年同月割れである。
 縮小幅はHDPEフィルムが依然として最も大きいが、これには容器包装リサイクル法の改正が誘発要因となってスーパーの間でレジ袋の本格的な使用自粛(有料化)に踏み切るところが出始めたことが大きく影響しているのではないかと見られる。

 1月との合計は108,223トンで前年同期を11.1%下回っている。うちLDPEフィルムは70,945トンで同10.6%減、HDPEフィルムは34,608トンで同12.3%減、IPPは2,670トンで同7.2%減となっている。