2007年04月16日
仏山市が電子情報と自動車部品の投資環境説明会
5月16日 ホテルニューオータニで
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 広東省仏山市は5月16日午前10時からホテルニューオータニ東京で同市の電子情報と自動車部品の産業投資について説明会を開く。李子甫・副市長、周文・市副秘書長、張建輝・市対外貿易経済合作局長ら幹部30氏が出席する。

 国際貿易促進協会が協力、電子情報技術産業協会、日本自動車部品工業会、ジェトロ、日中経済協会、日中投資促進機構、みずほ,三菱東京UFJ,三井住友、信金中央金庫などが後援する。参加無料、要登録。問い合わせはTEL03-3506-8261

 仏山市は広東省の省都・広州市に隣接し「広仏経済地区」を形成している。広州には新国際空港、広州南沙港、広州鉄道ステーションの3台交通機関によって1時間以内でつながる。また、発展中の珠江デルタの中部に位置する。

 面積3,848平方キロ、人口580万人、06の生産総額(GDP)は2,926億元(366億ドル、対前年比19.3%増)。家電(広東省生産の60%を占める)をはじめ電子情報、機械設備、金属材料加工、紡織・アパレル、陶磁器・建材、プラスチック製品、石油化工、医薬、家具などの生産が10大業種として国内で重要な地位を占めている。

 自動車部品はトヨタ、ホンダ、日産の広州進出で部品、部材が活況を見せている。06年の中国自動車生産728万台のうち、広州で55万台(乗用車)を生産している。日系企業では本田技研工業、日本電装、豊田紡織、豊田通商、アイシン精機、豊田合成、豊田工機、東海理化、光洋精工、神戸製鋼所、ユアサなどが進出している。家電、電子・情報ではすでに東芝、松下、三洋などによってエアコン、冷蔵庫、電気炊飯器、電子レンジなどが生産されている。今後は液晶デスプレイや自動車用電子機器の生産が急速に進む見通しにある。

 広東省政府はTFT-LCD産業基地のプロジェクトを仏山市で実行することを決めている。