2007年04月19日
ポリオレフィンの3月の出荷、そろって前年超え
輸出の増加を支えに汎用5樹脂すべてが前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂それぞれの3月の総出荷数量はいずれも前年同月の実績を上回った。3樹脂揃っての前年超えは昨年8月いらい7ヵ月ぶり。ポリスチレンと塩ビ樹脂の総出荷量も前年同月を上回っているので、3月は汎用5樹脂全てが前年超えとなった。昨年5月いらい10ヵ月ぶりとなる。

 ポリオレフィン3樹脂の3月の総出荷数量が揃って前年同月を上回ったのは、輸出が軒並み大幅増となったため。
 国内向けは、PPが2.2%増えて過去最大規模の出荷量となったもののLDPEは0.1%増にとどまりHDPEは0.4%の減少となっている。PPは2ヵ月連続の前年同月超えだが、LDPEは2ヵ月連続の前年同月の横並びであり、HDPEは7ヵ月連続の前年同月割れとなっている。

 PPの国内向けが前年を上回ったのはコンテナー・パレット向けと押出成形向けが大きく伸びてフィルム向けの落ち込みをカバーしたため。LDPEとHDPEが低調であったのは、最大消費分野であるフィルム向けの需要が引き続き不振であったため。

 それに対して輸出はLDPEが9.1%、HDPEが6.0%、PPが16.6%それぞれ増えている。LDPEは3ヵ月ぶりの、HDPEは7ヵ月連続の、そしてPPは2ヵ月連続でそれぞれ前年同月超えである。いずれも年度末を控えて多くのメーカーが在庫調整を主目的に輸出の拡大を図ったせいと見られている。

 なお、1〜3月期トータルの出荷の前年同期比は、LDPEが0.1%減、HDPEが0.7%減、PPが1.2%増と全体に前年同期の横並びとなっている。国内向けはLDPEが0.1%減、HDPEが2.9%減、PPが2.0%増でPPだけがプラス成長を維持している。輸出は、LDPEが2.1%、PPが4.0%それぞれ前年同期を下回ったが、HDPEは16.2%の増加となっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1176966844.tif