2007年05月07日
広東省珠海市が国際経済貿易交流会に招請
5月28日に現地で開催、マカオ・香港と経済圏
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 広東省珠海市の対外貿易経済合作局は香港との空港連携や香港—珠海—マカオの大橋架橋が進む中で、国際経済都市を目指し、産業、観光などの活性化に力を入れている。5月28日には国際経済貿易交流会を珠海市で開くが、市では世界各地から政府、民間人ら約600人を招く予定で、参加を呼びかけている。

 市のスケジュールによると、5月28日午前に「07年珠海・マカオ投資環境紹介および国際経済貿易交流会」を開き、午後は珠海市の開発区(南屏工業園、マカオ跨橋工業区)、保税区を視察する。

 また、29日午前にエアコン大手・格力電機、斗門工業園、温泉、マカオ特別行政区などを視察。28、29の両日は宿泊費、現地交通費、食事費を市が負担する。日本から広州国際空港までの運賃(5万円—12万円)と珠海までのバス代は自己負担。

 このツアーに関して、27日夕の珠海市国際会議センターホテル宿泊と専用バスでの空港—珠海往復の手配は日中ビジネスネットワーク(Tel:047−158−1040))まで。30日の帰国分を含む航空券の手配も受け付けている。

 珠海市は80年に深せんなどとともに経済特区として設立された。広州や香港空港まで車で1時間半、深せん空港まで1時間、広州市まで1時間の距離。中山大、北京理工大、ハルピン工業大、北京師範大など7つの大学がある。

 日本からはキヤノン、松下電器産業、東芝、住友化学、キリンビール、フジクラ、ジャスコ、日本通運、三菱商事、三井物産、伊藤忠など約200社が進出している。広大な産業開発区があるほか、リゾート地としても有名。今回の交流会ではIT、港湾物流業、重化学工業などの地域別の分業方式も検討されている。