| 2007年05月08日 |
| 中国の樹脂輸入、3月は再び活発に |
| PSとPVC以外が前年を大幅に上回る |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
2月が大幅な前年同月割れとなってその後の動向が注目されていた中国の汎用樹脂の輸入は、3月に入って再び大きく盛り返した。 合計8品目のうちPSとPVCは引き続き前年同月を下回ったが、他の6品目は前年を大きく上回った。PPコポリマーが2.9倍になったのを筆頭に全体に伸び率が高い点が注目される。春節の長期休暇が終わって樹脂加工企業の多くが再び活発な生産活動を開始したことが要因と見られている。 この結果、1〜3月期の総輸入数量も合計8品目のうちLDPEとPVCを除く6品目が前年同期を上回った。LDPEとPVCが前年を下回っているのは国産化が進んでいるためと見られる。 各樹脂の3月の輸入通関数量と1〜3月の累計(右)は以下の通り。かっこ内は前年比。 ▽LDPE=76,238トン(113.1%) 212,899トン(91.0%) ▽L-LDPE=194,640トン(136.5%) 500,544トン(126.5%) ▽HDPE=214,524トン(120.9%) 624,872トン(105.1%) ▽PP-H=312,124トン(127.2%) 814,303トン(116.8%) ▽PP-C=34,717トン(292.6%) 124,799トン(360.6%) ▽PS=89,185トン(91.0%) 258,972トン(101.0%) ▽PVC=94,264トン(77.9%) 261,562トン(86.0%) ▽ABS=175,180トン(109.1%) 459,219トン(107.8%) |