2001年07月06日
「生分解性プラ」韓国でも高い関心
わが国研究会に問い合わせ急増
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:生分解性プラスチック研究会

 使用後は自然界に還るという環境対応型の「生分解性プラスチック」は、韓国でも高い関心を集め、わが国メーカー団体である生分解性プラスチック研究会によると、わが国で制度化している安全性や分解性に関する品質規格や認定制度、識別表示マークについての問い合わせがこのところ急速に増えてきた。

 同研究会では「韓国社会でも環境問題への意識は高く、法整備も日本より進んでいるくらいだから、生分解性プラスチックの開発研究も盛んなのだろう」と言っている。

 財閥系の大手化学会社だけでなく、ベンチャーも開発に熱心なようだという。日韓両国間では生分解性プラスチックに対する考え方や用途が似ているところから、今後品質規格などをできるだけ統一していきたい考えである。

 同研究会では11月末に開催を予定している国際シンポジウムには韓国からも講師を招き、同国内の実用化への取り組み状況や将来展望についてきくことにしている。