2007年05月16日
プラ協が補助教材「サンプルボックス」を制作
プラリサイクル教育の有力材料として活用へ
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会は、かねてから全国の小中学生を対象に実施している「プラスチックリサイクル環境教育支援事業」の充実・強化策の一つとして小中学生が直接見たり触れたりすることができる各種の廃プラ関連サンプルをワンボックス内にセットした補助教材「サンプルボックス」を制作した。
 
 ボックスの中には、PETボトルのリサイクル品(フレーク、ペレット、綿)、食品トレーのリサイクル品(粉砕物、ペレット、再生トレー)、製鉄原料利用品、固形燃料化品、各種の原料樹脂、さらには石炭やコークス鉄鉱石などの関連材料も含め合計19種ものリサイクル製品や関連素材がコンパクトに収められ、手軽に取り出せるようになっている。
 同協会では、03年度に「プラスチックとプラスチックリサイクル」と題する小中学生向けの環境学習支援サイトをHPに開設、そして05年度からはそのコンテンツを使った「出前授業」を実施している。
 今回の「サンプルボックス」はその「出前授業」や各地の学校の教師の環境教育現場での利用を目的に制作されたもの。さっそく都内の小学校における「出前授業」で補助教材として使用して人気を集めたという。こうしたサンプルボックスも活用してのプラスチックリサイクルに関する環境教育は世界でもまだ例がないとされる。