| 2007年06月04日 |
| 珠海市が高欄港経済区にエチレン年100万トン計画 |
| エポキシ樹脂10万トン、ポリカーボネート10万トンなど |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
広東省の珠海市は市の最南端の高欄深水港に立地する高欄港経済開発区に原油年間1,500万トンを処理する石油精製設備とエチレン年産100トンの石油化学センターを建設することになった。 広東市では大型石油化学センターとして、恵州市(英蘭シェルグループ、エチレン80万トンで完成)、広州市南沙、茂名の各センターを計画しているが、高欄センターはこれに次ぐ4基目である。 省クラスのプロジェクトとして、すでに昨年秋に国家発展改革委員会の認可を得ている。 同開発区は面積183平方キロ(企画面積330平方キロ)。年内にも具体計画をまとめる方針だ。これまでにエネルギー、鉄鋼、製紙、電力、PTA、装置(ポリエチレンテレフタレート)などの産業が活躍してきたが、新プロジェクトとして石油—石油化学の大型基地建設を決めたもの。1万トンから30万トンまでの100以上の埠頭もつくる予定。 既存の企業は英BP、英蘭シェル、独ALUTANA、中国石油天然ガス集団、中国海洋石油総公司、シェブロンテキサコなどが活躍している。今後は珠江デルタでの産業の急発展を支えるため、数多くの製品を手がける。 誘導製品としてはウレタン樹脂年産1万トン、アクリル酸16万トン、アクリレート20万トン、高吸水性樹脂2万トン、エポキシ樹脂10万トン、ポリエステル6万トン、ポリカーボネート10万トン、SBR 15万トン、フェノールアセトン20万トなど。 また、酸化プロピレン20万トン、ポリエーテル20万トン、ブチルアルコール22万トン、ポリスチレン35万トン、ABS樹脂30万トン、ビスフェノールA15万トン、1.4ブタンジオール4万トン、テトラヒドロフラン3万トンなどを予定、外資企業の参加を求めている。 |