2007年06月04日
廃棄PETボトルの引取り、25カ月振りに前年超え
容リ協の4月の実績、9.2%増の9,566トンに
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 国の指定法人である日本容器包装リサイクル協会が4月に全国の市町村から引き取った分別収集PETボトルの総数量は9,566トンとなった。前月実績に対しては15.5%少ないが、前年同月比では9.2%増となる。
 
 同協会によるPETボトルの月間引取り量が前年同月を上回ったのは、平成16年4月いらい実に25か月ぶり。
 過去24カ月は、家庭から分別収集した同ボトルを同協会に引き渡さずに貿易商社に売却する市町村が増えてきたため同協会の引取り量が前の月を下回る事態が続いていた。貿易商社への引渡し数量は4月も引き続き相当の規模になったと見られる。

 財務省がまとめた4月の貿易統計によると、PETくず全体の4月の輸出通関数量は24,218トンで前年同月を32.2%上回っているからだ。それにもかかわらず同協会への4月の引渡し量が前年を上回ったのは、前年同月の実績が8,764トンで前の年の実績を22.3%も下回る記録的な低レベルのものであったためと分析する関係者が多い。ちなみに、4月の引取り数量は過去1年の月間平均を約18%下回る規模である。
 
 これに伴う同月の同協会の再商品化数量は7,727トンとなっている。前年同月の実績を6.5%上回っている。これも21ヶ月振りという久方ぶりの前年同月超えである。ただし、過去1年の平均を約11%下回っている。

 手法別の再商品化実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。繊維加工が引き続トップを占めており、しかも前年に対するのび率も高い点が注目される。
 ▽繊維加工=4,215トン(119.4%)。
 ▽シート加工=3,213トン(97.5%)。
 ▽成形品化=203トン(53.4%)。
 ▽ボトル化=67トン(515.4%)。
 ▽その他=29トン(74.4%)。
 ▽合計=7,727トン(106.5%)。