2007年06月04日
CDMプロジェクト承認 住商、中部電、豊田通商など6件
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 経産省は4日、住友商事、中部電力、豊田通商の各社が申請していた、計6件のCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトが、京都メカニズム推進・活用会議での審査の結果、いずれも政府承認されたと発表した。

<住友商事>(1)
・実施国  : 中国
・プロジェクト名 : 福建省に50MWの水力発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 : 50MW(25MW×2基)容量の水路式水力発電所を建設する。
・CO2排出削減量(年間) :11.3万トン

<住友商事>(2)
・実施国  : 中国
・プロジェクト名 : 福建省に24MWの水力発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 : 24MW(12MW×2基)容量の低落差分流式水力発電所を建設する。
・CO2排出削減量(年間) :5.9万トン

<住友商事>(3)
・実施国  : 中国
・プロジェクト名 : 黄海玉龍灘に25MWの水力発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 : 貯水池を持たない流れ込み式水力発電事業。3基合計25MW容量。
・CO2排出削減量(年間) :9.6万トン

<住友商事>(4)
・実施国  : 中国
・プロジェクト名 : 干粛省水力発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 : 河川の自然落差を利用した52.5MWの既存の複合型水力発電所を改修し、60MW(20MW×3基)に拡大する。
・CO2排出削減量(年間) :22.8万トン

<中部電力>
・実施国  : インド
・プロジェクト名 : カルナタカ州水力発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 : 約70.5メートルの落差を利用した22MW発電容量の流れ込み式水力発電所を建設する。
・CO2排出削減量(年間) :9.6万トン

<豊田通商>
・実施国  : 中国
・プロジェクト名 : 廃熱回収発電プロジェクト
・プロジェクトの概要 :廃熱回収システム2基、発電機器2基を導入し、硫酸製造ラインから発生する熱により蒸気を発生させる。15MWの発電機を設置。
・CO2排出削減量(年間) :21万トン