2007年06月08日
中国の外資企業、27万5,000社 日本は3万7,000社
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 国家工商行政管理局(工商総局)によると,06年末までに中国に進出した外資企業は27万5,000社となった。05年末に比べ1万5,000社の増加。対中投資総額は前年比16.6%増の1兆7,075億6,000ドルに達した。

 このうち日本企業は約3万7,000社。中国はいぜん外資の誘致に積極的だが、WTO加盟(01年1月)後、関連法律法規の国際化が進み、全額出資の外資企業の経営範囲が一段と開放され、投資環境が整備され、サービス体系が健全化されたことが、一層の企業進出に拍車をかけたとみている。

 また、会社法や会社登記管理条例などの法律法規の実施により、非通貨出資に関する規制が緩和され、投資家が多様な出資方式によって、追加投資を行うための法的根拠と制度的保障が提供されたことから外国企業の積極性が引き出された。

 外資企業の資本金が大幅に増え、投資総額3,000万ドル以上の企業が急増しているという。外資の中国投資のトップは6万2,000社と全体の22.6%を占めた広東省。前年に比べ5.5%増え、18年連続で中国1の地位を占めている。