| 2007年06月08日 |
| 住友化学、樹脂の海外販売体制を拡充 |
| ラービグ石化のスタートに備え市場開拓 |
| 【カテゴリー】:経営(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は、中国と欧州の両地域でポリオレフィン販売体制の拡充に乗り出した。08年後半にサウジアラビア・ラビーグに完成する大型石油化学工場で生産されるポリオレフィンの市場をあらかじめ開拓していくためのもの。 中国には上海と東莞の両地区に住友化学の全額出資によるシンガポール法人のスミカ・アジアのブランチを新設、一方の欧州では、ベルギーの販売会社のスミカ・ヨーロッパの営業体制の拡充に着手した。 今年10月から、スミカ・アジアをヘッドクォータにこれら新たな3拠点を効率的に活用しながら世界の主要マーケットでポリオレフィンのプレセールスを展開していく計画。対象樹脂はEPPE、C4L-LDPE、HDPE、PPの4品目。同社の国内工場のほか、シンガポール・TPCさらにはバセルからも必要量を確保して独自のマーケット作りを進めていく。 ラービグ(ラービグ・リファイニング&ペトロケミカル社)のポリオレフィン工場の年産設備能力はEPPEが25万トン、L-LDPEが35万トン、HDPEが30万トン、PPポモポリマーが35万トン、PPブロックコポリマーが20万トンとなる。 |