2007年06月22日
07年「ブループラネット賞」の受賞者決定
サックス教授とロビンス博士の二人
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
【関連企業・団体】:なし

 旭硝子財団は21日、同財団の地球環境国際賞「ブループラネット賞」の07年(第16回)の受賞者に米・カリフォルニア大学のジョセフ・L・サックス教授と米・ロッキー・マウンテン研究所理事長兼チーフサイエンティストのエイモリ・B・ロビンス博士の二人を選んだと発表した。
 
 ジョセフ・L・サックス教授は、環境保護に「公共信託財産」の考え方を取り入れた世界最初の市民環境法「サックス法」の起草に携わるなどで、国際的な環境保全に関わる法律の体系確立に大きく貢献してきた人。
 一方のエイモリ・B・ロビンス博士は、エネルギー利用の効率化を長年追求し、地球環境保護のための世界のエネルギー戦略の発展に寄与してきた。太陽や風力など自然エネルギーの効率的利用の重要性を説く「ソフト・エネルギー・パス」の提唱者であると同時に、超軽量・超空力的構造とハイブリッド駆動を持つ「ハイパーカー」の発明者としてもよく知られる。
 
 同財団では、両氏に対して賞状、トロフィーおよび副賞の賞金5,000万円を贈る。表彰式は10月17日に東京會舘で開催の予定。また10月18日には、両受賞者による記念講演会を国際連合大学で開催する。