2007年06月22日
EPSの再資源化がさらに進展
06年のリサイクル率、73.9%に
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチロール再資源化協会は22日、発泡スチロール(EPS)の06年における再資源化(リサイクル)率が73.9%に達したと発表した。05年の実績を上回り、過去最高のリサイクル率となった。各種プラスチック製品の中で最も高いリサイクル率となった。

 これは、同協会が全国の卸売り市場、資源再生事業者、量販店、一般事業者など合計1,000を超える関係事業者を対象に実施したアンケート調査から集計したもの。

 06年度のEPSの総出荷数量は187,000トンで、リサイクルの対象とならない耐久消費材やEPS製品の輸出入差(輸出超過量)を除外した国内流通量は前年の実績の横並びの168,500トンであった。この日の発表は、その168,500トンのうち124,400トンがリサイクルされたことを明らかにした。前年の実績を2.9%上回っている。

 リサイクルの内訳は、マテリアルリサイクルが75,800トンで前年比6.2%増、サーマルリサイクルが48,600トンで同1.8%減となっている。未利用分(埋め立てと単純焼却)は44,100トンで前年を10.2%下回っている。この中では、マテリアルリサイクルの伸びの高さが注目される。

 この点について同協会では、中国向けのインゴットの輸出が一段と活発であったことと、薄型TVの梱包向けや断熱材向けに再生EPSの使用量が増えたことが要因と説明している。ちなみに06年のインゴット向けの数量は52,600トンで前年を4,500トン上回ったという。

 同協会は、2010年におけるリサイクル率を75%まで高めるとの長期目標を掲げている。06年の実績はその目標にあと1.9%と迫るかたちとなった。