2007年06月25日
住友ベーク、筒中合併の再構築計画 「産業再生法」認定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友ベークライト

 経産省は、住友ベークライトから提出された、筒中プラスチックを吸収合併し、経営効率化と収益力強化を図るとする「事業再構築計画」について、22日付で産業活力再生法による認定を行った。これにより同社は、登録免許税軽減の支援措置が受けられるようになった。
 
 住友ベークは、今年7月1日付で筒中プラスチック工業と合併し、生産性の向上、収益力の強化、経営の効率化を図る計画を進めている。
 
 従業員一人当たりの付加価値額を66.5%向上させる。有利子負債/キャッシュフローを10倍以内、経常収支比率は100%以上を目指す。計画期間は2007年7月〜2010年6月の3カ年。
 
 住友ベークの事業は、半導体、回路製品、高機能プラスチック及びフィルムシート・医療機器などのクオリティオブライフ関連製品(QOL事業)の4部門からなっているが、収益基盤をよりバランスのとれた強固なものにしていくためには、製品のライフサイクルが長く、安定的な収益が見込めるQOL事業の充実が不可欠となる。そこで筒中プラスチックを完全子会社化し、同部門の充実・強化を図ることにした。