2007年06月28日
新疆ウイグル自治区が東京で投資環境説明会 7月18日開催
豊富な鉱産物資源、農牧業で発展目指す
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 新疆ウイグル自治区は7月18日午前10時から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで、同区の投資環境説明を開く。ウルムチ対外経済貿易洽談会領導委員会副主任で新疆貿促会名誉会長の李東輝氏を団長に、政府、企業関係者19人が出席する。

 同区対外貿易合作庁、中国国際貿易促進委員会新疆分会が主催、日本国際貿易促進協会が協力する。駐日中国大使館、三菱東京UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、信金中央金庫が後援する。

 同区は中国全土の6分の1に当たる166万平方キロの面積を持ち、総人口2,010万人、少数民族が60%を占める。また、シルクロードが区内5,000キロメートルにわたって貫通している。

 中国国家による西部大開発が1昨年から実施され、西部地区の経済発展が進んでいる。新疆はその一環として、投資環境が大きく改善された。交通、道路、エネルギー、水利、電話・通信などのインフラ、基礎産業のプロジェクトが実施された。

 06年のGDPは3,046億元(対前年比11.2%増)、輸出入総額91億ドル、うち輸出71.4億ドル(同41.7%増)、輸入19.6億ドル(同32.3%増)と大幅に増えた。

 07年5月現在で1,585社、香港、台湾、米国、日本、韓国などの企業が進出した。投資契約額は26.5億ドル、実行額は7.84億ドルとなっている。同説明会の後、友好交流やビジネスマッチングを行う。問い合わせは国貿促(Tel:03-6740-8271)。

 同区の鉱産物資源は石油、天然ガス、石炭、非鉄金属、レアメタル、銅、金、カリウム塩など。農産物は綿花、ホップ、紅花、クコ、ハミ瓜、トルハンブドウ、ナシ、ザクロなど。観光資源も多い。