2007年07月02日
Ineos、Lanxess とABS事業の合弁会社設立
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 Ineosは6月29日、Lanxess との間でABS事業の合弁会社設立で合意したと発表した。

 社名は INEOS ABS で、Lanxess のABS事業のLustran Polymers を引き継ぐ。Ineosが51%を出資し、その分の対価として35百万ユーロをLanxessに支払う。

 ドイツ、スペイン、タイ、インド、米国の工場と1600人の従業員が新会社に移される。

 また、契約によれば、Ineos は第一段階のスタートの2年後に、残りの49%をその時点での事業価値をもとにした代価で購入する。
 
 実質的にはIneos によるABS事業の買収となる。

 Lanxessは、2004年7月にBayer Chemicalsの大半とBayer Polymersの一部が分離独立した会社で、2005年に上場した。

 同社は昨年10月1日にエンプラ事業部のスチレン系樹脂部門をLustran Polymers 部門と改称し、ABSの特殊グレードと着色グレードを事業の中核として、地域ごとに製品開発から生産、マーケティングまで自主性を持たせる運営に変更していた。