2007年07月05日
米デュポン、バイオ燃料工場2カ所建設に 5,800万ドル投資
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デュポン

 米国デュポンは、BP社およびブリティッシュ・シュガー社との提携の一環として、2カ所のバイオ燃料生産施設へ5,800万ドルを投入すると発表した。これは同社のバイオブタノール構想が順調に発展していることを示すものだとしている。 同社は、BP社と共同で世界初のバイオブタノール実証施設の建設を計画している。
 
 また、デュポン、BP、ブリティッシュ・シュガーの3社は、2010年をめどとするイギリスでの再生可能燃料の義務化に対応するため、4億2,000万リットルの生産能力を持つエタノール工場を建設する。工場は、ロンドンから約360キロ北のハル市ソルトエンドに位置する、BP社の既存工場敷地内に建設する予定だ。
 
 さらに、デュポンとBPの両社は、今年末までに市場開発を行う目的で、イギリスでバイオブタノールの供給を開始し、生産のインフラ試験を行うとともに、次世代バイオブタノールの車両搭載試験の段階を進める。
 
 初期段階では、バイオブタノールの一定量を中国にある既存の生産施設から取り寄せて使用する。

 米国デュポンの上席副社長兼イノベーション最高責任者であるトーマス・コネリー氏は「バイオ燃料は今後、需要に応じて、世界規模で生産のための設備投資を進めていくというのがわたしたちの戦略だ。今回の投資はその最初の2つとなる」といい、さらに「2006年に発表した画期的な目標、すなわち、今年の年末までにバイオブタノールの市場開発を行い、2010年までに第二世代の技術を導入するという目標の達成に向け、順調に活動を進めている」と語った。
 
このバイオブタノール研究開発施設は、小麦やトウモロコシ、大麦、ライ麦などを原材料とする、バイオブタノールなど一連のバイオ燃料の開発を行う世界初の施設となる。稼動開始はは2009年初旬の予定。デュポンでは18カ月前からバイオブタノールの研究者数を2倍に増やし、関連特許を30件以上申請済みという。