2007年07月10日
Jエナジー、燃料電池用「水素ステーション」運用開始
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:ジャパンエナジー

 ジャパンエナジーは10日、大陽日酸、バブコック日立の両社とともに、経済産業省が実施するJHFCプロジェクト(注)の一環である、船橋油槽所(千葉県船橋市西浦)の移動式水素ステーションが9日から運用を開始したと発表した。

 (注)JHFCプロジェクト :「水素・燃料電池実証プロジェクト」の意味で、経済産業省が実施する燃料電池システム等実証試験研究補助事業に含まれる「燃料電池自動車等実証研究」と「水素インフラ等実証研究」で構成されるプロジェクト。
 
 各種原料からの水素製造方法、現実の使用条件下での燃料電池自動車(FCV)の性能、環境特性、エネルギー総合効率や安全性などに関する基礎データを収集・共有化し、本格的量産と普及を図る計画となっている。

 今回運用を開始した設備の主な仕様は次のとおり。
(1)名 称 :JHFC船橋水素ステーション
(2)設置形式 :移動式(設備は全て車載)
(3)供給水素圧力 :35/25MPa
(4)高圧蓄ガス器 :720L
(5)蓄圧器圧力 :40MPa(最大)
(6)供給水素純度 :99.99%以上
(7)連続充填能力 :乗用車連続2台

 船橋水素ステーションは全ての設備が車載可能だが、移動式水素ステーションとしての機能だけでなく定置式水素ステーションにおける水素充填設備としても期待されているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1184049904.pdf