| 2007年07月16日 |
| 中国国家環境保護局、公害防止のため小規模化学工場を閉鎖 |
| 【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全) 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 中国国家環境保護局(SEPA)は7月12日、 湖沼での公害の防止のため、小規模工場(特に小規模の化学、繊維、染色工場)の閉鎖や、新規計画の承認の停止を含む措置をとる計画であることを明らかにした。 排水を湖沼に排出している工場は2008年からは認可を必要とする。排出基準を満たさない工場は閉鎖が必要で、小規模の製紙、化学、繊維、染色工場は全て2010年までに閉鎖される。 SEPAでは重金属、窒素、燐を湖沼に排出するプロジェクトは認可を行わないとしている。 SEPAは中国の湖沼、特に、アオコ(藍藻)の発生で大きな被害を被った江蘇省の太湖、 安徽省の中国最大の淡水湖の巣湖、雲南省のDianchi (さんずい偏に真)湖の深刻な公害の除去を狙っている。 5月末には中国第三の淡水湖の太湖がアオコで汚染され、無錫市の200万人の市民が数日間水道水を使用できない事態になった。 SEPAによると、太湖では窒素とリンの量が2006年までの10年でそれぞれ2倍、1.5倍に増加。企業による汚染物質の排出が主因とみられる。早くも1990年に太湖の北側一部の水域にアオコが急激に発生し、116工場が生産停止か半停止状態に追い込まれた。 江蘇省政府は太湖周辺の2,150の小規模化学工場を2008年末までに整理する計画で、今後は高度なプロセスや技術を持たない化学品のプロジェクトは制限することを考えている。 将来的には江蘇省では新規の化学品のプロジェクトについては環境基準は現在よりも厳しいものとなる。 |