| 2007年07月20日 |
| 新疆ウイグル自治区が投資環境説明会 |
| 天然ガス、石油、非鉄金属など鉱物資源豊富 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国政府の西部大開発で発展している新疆ウイグル自治区は18日、都内で同区の投資環境説明会を開いた。李東輝・ウルムチ対外経済貿易洽談会領導委員会副主任を団長に哈拝・馬泰・新疆自治区対外貿易経済合作庁副庁長ら幹部19氏が出席した。 同区は中国全土の6分の1に当たる面積166万平方キロ、少数民族47族(60%)を持ち、人口2,010万人。GDPは3,046億元(前年比11.2%増)に伸びた。 07年5月現在で外資企業1,585社(うち日系はサッポロビール、積水化学など24社、投資額400万ドル)が26.5億ドルを投資している。06年の輸出入額は対前年比14.6%増の91億ドル、うち輸出71.4億ドル(前年比41.7%増)。 李団長は「開放以来20年を経て区は農産物、鉱物資源をもとに、大きく発展した。鉱物資源138種のうち9種は中国のトップ。天然ガスは全国の34%(第3位)、石炭は40%(第2位)を占め、区を通るシルクロードは5,000キロに及び古跡、名所が多い。インフラと基礎産業プロジェクトが整備されてきた」として投資と貿易を呼びかけた。 産業開発区は国家クラスが烏魯木斉経済技術開発区、烏斉高新技術開発区、新疆建設兵団経済技術開発区の3カ所。ほかに約100カ所の工業団地がある。 アルミ、銅などの非鉄金属、金、カリウム塩、シリコン、太陽電池、自動車、電線、ウールセーター、カシミアの生産やソフトウエアなどを展開している。 日本との貿易は06年に輸出4,332万ドル(アルミ、コークス、家具、紡績品、革など)、輸入4,511万ドル(鋼材、工作機、医療機器、紡績機械、ハイテク製品など)となっている。 インフラ投資は西部大開発が進められ01年の2.26億ドルに対し、06年に91億ドルが鉄道、道路などに投入された。92年に始まったウルムチの対外経済貿易洽談会(商談会)は今年16回目を迎え、9月1日から5日までの5日間にわたって開かれる。 新疆は中国西部の国際商業貿易の街道・センターとして、中央アジア、西アジアおよび独立国家共同体(CSI)の国々に隣接、経済的に補完しあって周辺の国際市場の開拓に努めている。 問い合わせは国際貿易促進協会(TEL:03−6740−8271、FAX:03−6740−6160) |