2001年06月27日
独・バイエルと米・ライオンデルケミカルのPO/SM新設備、建設を開始
ウレタン・イソシアネート向け原料確保へ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:バイエル、ライオン

 独・バイエルと米・ライオンデルケミカルは現地時間の27日、PO(プロピレンオキサイド)およびSM(スチレンモノマー)のロッテルダムの新設備を、本日(6月27日)より建設を開始した、と発表した。
 このジョイントベンチャーは2000年末に両社間で結ばれたもので、両社は折半出資で総額500万ユーロを投資し、2003年には現在の能力の倍増となるPO年産28万5,000トン、SM64万トン設備建設を計画している。
 新設備はポリエーテル生産のための原料として低コストのPOを獲得することになる。また、ポリエーテルに加えて、MDIおよびTDIなどのイソシアネート向け原料として使用される。
 ポリウレタンの世界需要は年率4~5%の成長が続いているが、その特性が軟質から硬質まで幅広いことから、自動車、住宅、エレクトロニクス産業向けから、スポーツ、レジャー分野まで多岐にわたる分野で使用されている。