2007年07月30日
汎用4樹脂の2Qの出荷、最大消費品種が全て前年超え
上期合計ではフィルム用がわずかながら軒並み前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 経済産業省製造産業局は30日、汎用4樹脂の今年4〜6月期と1〜6月期の需要分野別出荷実績をまとめた。
 
 4〜6月期の場合は、各樹脂それぞれの最大消費品種が全て前年同期を上回っている点が注目される。LDPEのフィルム用は0.1%の微増にとどまっているが、HDPEのフィルム用とPPの射出成形用はともに2%、PSの包装用は8%それぞれ増えている。これらの品種以外の主要品種では、LDPEの加工紙用の5%増と射出成形用の4%増、HDPEのパイプ用の9%増と中空成形用の3%増、PPの繊維用の8%増と押出成形用の6%増、PSの電機・工業用の7%増などが特に目を引く。

 こうした結果、同期の国内向け出荷はPSこそ前年同期を1%下回ったものの、ポリオレフィン3樹脂は全て前年同期超えとなった。これには、4月から5月にかけてポリオレフィン各社がナフサ価格の高騰に対応して値上げを相次いで打ち上げたため前倒し需要が発生したことが少なからず作用していると見られる。
 
 一方の今年上期(1〜6月期)の需要分野別出荷実績では、ポリオレフィンのフィルム用品種が小幅ながらも軒並み前年同期を割り込んでいる点が目を引く。縮小率はLDPEのフィルム用が0.3%、PPのフィルム用が0.1%と小さく、またHDPEのフィルム用もレジ袋用が輸入品に押された割には3%減にとどまっている。

 しかし、ポリエチレンでは引き続きフィルム用品種が最大の消費品種であり、PPでも射出成形用に次ぐ大量消費分野だけに無視できないところだ。逆に前年同期を上回った品種としては、LDPEの加工紙用の3%増、HDPEの繊維用の6%増、PPの射出成形用の3%増、PSの包装用の8%増などが目立つ。LDPEの加工紙用の伸張はL-LDPEの成長に負うところが大きい。PPの射出成形用の伸びは自動車部品向けと雑貨向けがともに好調であったため。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1185766781.pdf