2007年08月02日
レイテックが100V用のスチームプラズマ、11月から発売
金属板加工向けなどに「Zプラズマ」、小型で軽量、携帯用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 水と電気だけで約1万度のプラズマジェット「Zプラズマ」を生成し、ステンレス、軟鋼板などを切断加工する専用トーチと電源装置。小型、軽量、携帯用で、従来のように空気、水素、酸素、アルゴンなどの圧縮ガスを使わないのが特徴という新製品が登場する。

 このZプラズマのメーカーであるレイテック(東京・八丁堀、TEL:03−5540−4788)が11月から中小企業、一般工事向けに100V用の汎用機を発売する。緊急用として防災、自動車事故、消防・警察向けなどの分野に用途が広がると予想されている。

 同社はこれまでに200V用を1セット75万円で販売してきたが、100V用はその半値近い35万円。200V用は高額なため大企業、研究所、大学、官公庁向けなどにとどまっていた。

 「Zプラズマ」電源装置が7.4キロ(130×320×260ミリ)、トーチが1.2キロと小型、軽量で切断加工のほか銀ロウ付け、半田付け、ガウジング、加熱加工、プラスチックの溶着などを短時間でできる。すでに特許(3883005号)を取得している。

 200V用(ZP−1000)では日立ビルシステム、三菱電機テクノサービス、JR貨物鉄道、ヤンマージーゼル、日立プラント建設、東京工大、中央大、消防研究所、オフィスビル空調全国ネット(350軒)などと提携している。

 100V用(ZP−2000)は自動車整備工場、建築現場、解体現場、金属加工工場、空調・厨房現場、金属アート、企業・大学などの実験室・研究所などへの供給を予定している。

 (注)<プラズマ> 物質は原子・分子からなり、通常は温度の増加とともに固体、液体、気体と変化する。さらに温度を上げると、原子は+の電荷を持った原子核と、−の電荷を持った電子に電離して、それぞれが独立して存在するようになる。この状態をプラズマという。雷やオーロラ、蛍光灯など身近なところでみられる。