2001年06月25日
生分解性プラに「世界統一基準」
研究会がドイツ、米国と協同作業開始
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三井化学、生分解性プラスチック研究会

 環境対応型プラスチックとして生分解性プラスチックの需要が拡がりをみせているが、業界団体の生分解性プラスチック研究会(会長、中西宏幸三井化学社長)は25日、日、米、欧間で“識別表示制度”を統一するための作業を開始すると発表した。
 日本では安全性や生分解性を認定した上で『グリーンプラ』の統一シンボルマークをつける制度がスタートしている。しかし、ドイツやアメリカにも規格や 表示マークがあるところから各国機関と調整し制度の統合化を図ることにした。2002年央をめどに実現したい考えである。
 ドイツには認証機関としてDIN CERTCO、米国には同じくBPIがありそれぞれ独自の規格を定めているが、世界共通基準とすることにより、製品市場の拡大と 資源循環型社会構築に貢献したいとしている。