2007年08月21日
重慶市が北部新区に自動車・部品産業を集中、来月東京で説明会
【カテゴリー】:海外
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 重慶市政府と市対外貿易経済委員会は9月21日午後4時から東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で、「2007年中国重慶市自動車産業投資環境説明会」を開く。銭兆剛・市対外経済貿易委員会副主任,韓宝昌・市経済技術開発区管委会副主任らの幹部が出席する。

 重慶市は北京、上海、天津とともに中国政府の直轄市。中国西南経済圏と長江流域経済ベルト地帯の合流点に位置し、中国西部最大の工業都市である。長江上流の経済、交通、通信の要衝でもある。

 総面積8.24万平方キロ、人口3,200万人。同市の自動車・部品産業(完成車、部品、オートバイ)の06年の総生産額は1,331億元(前年比35.4%増)で、全市の工業生産額の31.7%を占めた。同業界の労働者は25.7万人で、全労働者の15%を占める。

 同市の自動車生産台数は06年で79.1万台(前年比17.3%増、全国比11%)、販売台数は78.9万台(同14.9%増)。自動車生産企業は24社、うち完成車は長安、長安鈴木、長安福特マツダ、慶鈴、重汽、力帆乗用車、力帆汽車、鉄馬、紅岩、嘉陵の10社。

 また、自動車部品の06年の生産額は416億元、市の自動車・部品総生産額の30%を占めている。完成車10社のうち、6社の現地調達率が130億元を超えているという。現地調達率全体では47.2%を占める。

 同市は部品産業を集約化するため、市北部の8つの区を2010年までに北部新区として構築する計画である。説明会は参加無料、要登録。
 問い合わせは重慶市対外経済貿易駐日本事務所(TEL:03−3831−5491、FAX:03−3831−5493)