2007年08月22日
PPフィルムの出荷、7月は再び前年同月を上回る
OPもCPもめずらしく全ての分野が前年超え
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が22日に集計したところによると、同フィルムの7月の出荷数量はOPP(延伸PPフィルム)もCPP(無延伸PPフィルム)もともに前年同月の実績を上回った。OPPは前年同月比6.5%増の21,189トン、CPPは同4.9%増の13,545トンであった。
 
 6月はOPPもCPPも前年同月を割り込んだが、7月は最大消費分野である食品包装用をはじめとする全ての分野が前年を上回ったためともに再び前年超えとなった。全ての分野が前年同月を上回るのは今年になってからはこの7月が初めて。OPPの総出荷の前年超えは5月に続いて今年2度目。CPPの総出荷の前年超えは5月に続いてこれが今年3度目。
 
 もっとも、PPフィルムメーカーの中には、7月の出荷が全体に好調であった最大の要因は同フィルム各社の値上げ表明を受けて需要家の多くが前倒し発注に踏み切ったことにあると分析する向きが少なくない。
 
 これに伴う1月から7月までの出荷の累計は、CPPが91,017トンで前年同期を0.9%上回っているが、OPPは141,432トンで2.8%減となっている。

【関連ファイル】
PPフィルムの07年7月の出荷数量と累積
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1187771714.xls