2007年09月18日
内蒙古にメタノール100万トンの新工場竣工
【カテゴリー】:海外
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(上海発=特約)

 Boyuan United Chemical (博源聯合化工)は10日、内蒙古自治区のオルドス市で天然ガスを原料とする100万トンのメタノール計画の竣工式を行なった。

 2004年9月に建設を開始したもので、投資額は2億ドル。40万トンと60万トンの2系列。原料天然ガスはオルドス盆地のSulige ガス田から120kmのパイプラインで供給される。

 既報の通り、国家発展改革委員会(NDRC)は8月30日から新しい天然ガス活用政策を適用した。限られた天然ガスの消費を最適化し、省エネを推進することを狙い、天然ガスベースのメタノールを禁止した。

  既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=22178

 しかし、これは稼動中のものや建設完了のもの、ガスの供給契約を締結済みの建設中のものについては除外される。同社は既に天然ガスの長期供給契約を締結しているため、この新政策は適用されない。

 Boyuan United は内蒙古のYuanxing Energy(遠興エナジー) が 51.2%、米国のSigma Investment が33.8%、内蒙古のBoyuan Investment Group (博源投資)が15%出資する合弁会社。

 Yuanxing Energy の別の子会社 Sulige Natural Gas Chemical は現在、オルドスに18万トンのメタノール工場を持ち、さらに同地に15万トンプラントを建設中である。