2007年09月21日
東北電の「エコキュートフェア」、盛況裡に閉幕
樹脂サッシの展示・説明コーナーも人気呼ぶ
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
【関連企業・団体】:なし
「エコキュートフェア」会場

 東北電力が関連機器メーカーならびに樹脂サッシ普及促進委員会の協賛を得て8月から東北日本海側主要都市で開催してきたサブユーザー向けの「エコキュートフェア」が20日、新潟会場の講演・展示行事をもって閉幕した。

 同フェアは、同社が取り組んでいるCO2冷媒ヒートポンプ給湯器「エコキュート」の普及をさらに加速させていくには、「エコキュート」の普及が国民的課題である民生部門の二酸化炭素の削減と暮らしの向上にいかに大きく寄与するかをハウスビルダー、家電量販店、電気工事店等の電力サブユーザーに広く理解してもらうため開催を決めたもの。

展示・相談コーナー

 8月22日の山形市山形テルサ会場での開催を皮切りに、青森、秋田、新潟の計4都市の特設会場に機器メーカー6社による「エコキュート」をはじめとした電化機器や、樹脂サッシ普及促進委員会による実物大の塩ビサッシと結露防止実証ボックスならびに遮音効果ボックス等の展示・PRコーナーを開設、同時に坂本雄三・東京大学大学院教授をはじめとした住環境専門家等による講演会とセミナーを開催してきた。

 来場者数は、当初に同社が見込んでいた1会場・二日合計200人を大きく上回り、講演・セミナー席はどの会場も満席となり、展示コーナーもピーク時にはかなりの賑わいとなった。

 塩ビサッシの展示コーナーにも多くの人々が集まり、メモ帳を手に担当者に熱心に質問する人が閉館間際まで続いた。来場者の中には、「エコキュートと塩ビサッシ窓との組み合わせによる住まいの省エネ化に対して国から3分の1の補助金が交付される制度を今回初めて知ったのが最大の収穫」と顔をほころばせる人も多かった。

 樹脂サッシ普及促進委員会にとっては、電気工事企業や家電販売企業等これまであまり接触がなかった業種の事業家達と直接対話できる機会を得ることができた点で今回のエコキュートファエへの協賛は大きな意味があったといえそうだ。