| 2007年09月25日 |
| 江蘇省の中央、姜堰経済開発区が日系企業誘致 |
| 南通と無錫から車で1時間、泰州港から30キロ |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
長江を挟んで無錫から高明大橋を通り、北へ車で1時間の江蘇省姜堰市の姜堰経済開発区(省クラス)が、日系企業に投資参加を呼び掛けている。浦東国際空港、南京国際空港まで2時間の距離、また、高速道路、高速鉄道もあって、立地的(江蘇省の中央)に恵まれている。 同開発区は1993年、江蘇省政府の批准を得て、国家発展改革委員会と国家科学技術部から承認された。企画総面積120平方キロ、総勢約300社の企業が参加している。このうち約100社は欧米、豪、日、韓、南アフリカ、シンガポール、香港、台湾などからの企業である。 外資系の大きなプロジェクトが立ちならび、中国政府、江蘇省政府が認めた華東金物シティ(建築面積45万平方メートル、3,000余の企業が参加)や販売、物流、加工製造、金属表面処理、熱処理と金型、研究開発の6大センターをまとめた金型産業団地がある。国際金物貿易のプラットフォームといえる。江蘇省に2カ所しかないメッキセンターの一つだ。 販売センターは40万平方メートル(企画面積80万平方メートル)、この中に9万平方メートルの金物商業街と中国初の金物テーマパークがある。加工製造センターには工業、建築、家庭用金物の3大機能があり、産業チェーンを形成している。 また、ハイテク産業団地(4平方キロ)があり、半導体素子(40万枚)、ミニドリル(3,000万本)、リチウムバッテリ、石油ドリルパイプ(10万対)、電気分析機器、新薬(80余品種)などを生産している。 このほか自動車およびオートバイのディゼルエンジン、歯車、バルブコントロール電池、ブレーキデスク、クランクユニット、ゴム板など部品を生産する動力車部品産業団地(1平方キロ、4平方キロを企画)がある。 姜堰市は総面積1,044平方キロ、人口93万人。長江で張家港、南通港、揚州港に近く、通揚運河(通航能力1,000トン)が開発区の東西を横断している。電力、給水には余力がある。標準工場建物の使用料は1平方メートル当たり6−10元となっている。 |