| 2007年09月26日 |
| 中国のPE袋輸出、8月は再び前年を下回る |
| 米、日、英向けが大幅減、累計は微増に |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるPE袋の8月の輸出通関数量は107,007トンとなった。4ヵ月連続の10万トン台となったものの、前年同月の実績に対しては5.8%減となっている。中国のPE袋の前年同月割れは、3月の16.8%減のあと今年に入って2度目。 8月の輸出が前年を割り込んだのは、最大の輸出先である米国向けが9.8%減の29,554トンに、また米国に次ぐ仕向け先である日本向けが13.2%減の21,590トンに、さらに4番目の輸出先である英国向けが25.7%減の6,499トンにとそれぞれ大きく落ち込んだことによる。うち米国向けは2月から7ヵ月連続の前年同月割れとなっている。 この結果、PE袋全体の輸出の1月から8月までの累計は797,587トンとなった。前年同期の実績を2.4%上回っている。トップの米国向けは227,723トンで前年同期比が4.8%減、第2位の日本向けは161,034トンで同0.7%増、第3位の香港向けは74,166トンで同6.8%増、第4位の英国向けは50,539トンで同18.8%減となっている。 PE袋全体の輸出の過去数年の年間伸張率は、03年が30.2%、04年が11.4%、05年が16.0%、06年が14.7%となっている。今年はまだ4ヵ月を残しているものの、異例の低成長となっている。価格の上昇と主要先進国の流通業界における使用自粛の動きが影響しているのではないかと見られる。 |