2007年09月26日
FPCがエチレン1号機の稼動を再開
替わって2号機を定修のため運休
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 台湾のFPCはかねて運休中であったエチレン第1号機の稼動を再開するのに合わせて、これまで定修入りを引き伸ばしていた第2号機の運休に踏み切った。

 これは、コンプレッサーの取替え工事の終了を待って9月19日に再稼動した年産70万トン能力の第1号機定修の操業状態が極めて良好で長期安定運転の見通しが立ったことから、同104万トン能力の第2号機の操業を25日に休止して定修作業に入ったもの。

 第1号機の運休期間は約1ヵ月となった。この間、第2号機の定修入りを遅らせてきたので市場に大きな混乱は生じないできた。しかし向こう1ヵ月半は、FPCの第2号機に加えて住友化学、韓国・湖南石化、同・SKの計3社・3機のエチレンプラントが定修で運休するので極東のオレフィンの需給バランスはかなり引き締まることになりそうだ。