2007年09月27日
SPDC、PEのアジア向けをさらに底上げへ
10月分をトン1,350〜1,370ドルでオファー
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:サウディ石油化学

 サウディ石油化学は27日、アジア各地の大手ポリエチレンユーザーならびに大手トレーダーに対して、日・サ合弁の石油化学企業「シャルク」のL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン=商品名;QAMAR)の10月分の価格をトン当たり10〜20ドル引き上げたい意向を表明した。
 
 中国向けについては、ナチュラル品種をトン当たりCFR1,350ドルに、高透明品種を同1,360ドルにそれぞれ引き上げる。ともに同10ドルの再値上げとなる。
 東南アジア向けは、ナチュラル品種を同1,360ドルに、高透明品種を同1,370ドルに設定する。これまで同社では、中国向けと東南アジア諸国向けに特に格差をつけないできたが、東南アジア諸国へのデリバリーには中国向け以上にコストがかかるので同10ドルを上乗せすることにした。このため東南アジア向けの10月の価格は、9月に比べて同20ドル高くなる。