2007年10月01日
化学品の8月の輸出、かろうじて過半が前年超え
化成品の多くが前年を大幅に下回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 主要化学品の8月の輸出通関数量は、主要25品目のうち前年同月の実績を上回る品目が13品目にとどまり、かろうじて全体の過半を制するかたちとなった。
 今年に入ってからの輸出は、前年割れの品目が全体の6割を占めた2月を例外に、多い月で76%、少ない月で64%を前年超えの品目が占めてきた。8月のような拮抗した姿となったのは初めて。
 
 これには、オレフィンと化成品の輸出の多くが前年同月を大幅に下回ったことが大きく影響している。エチレンの69.9%減、TPAの57.4%減、VCMの44.0%減、BPAの39.6%減などが特に目を引く。多くが中国の国産化の進展によるものと見られる。反面、フェノールは3.81倍に、またベンゼンは2.02倍に、さらにアセトンは2倍へとそれぞれ大きく膨らんでいる。つまりは、前年超えとなった品目も前年割れとなった品目もともに増減の幅がこれまでになく大きい点が化成品の8月の輸出の大きな特徴の一つということになる。
 逆に主要合成樹脂は、HDPEを除いて全て前年同月を上回った。ABSの1.8%増を例外に他の品目は全て2ケタの伸び率となっている。
 
 こうしたことに伴う25品目の輸出の1〜8月の累計は、16品目が前年同期を上回っている。うち合成樹脂は8品目全てが前年同期超えとなっている。PPコポリマーの19.9%増とPSの17.3%増が目立つ。化成品の中ではフェノールの2.74倍、ANの73.2%増、酢ビの59.7%増などが目を引く。
 主要化学品の8月の輸出通関数量と1〜8月の累計は別表の通り。

【関連ファイル】
主要化学品の07年8月の輸出通関実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1191210275.xls