2007年10月03日
汎用樹脂の対中輸出、8月も半数が前年超え
全輸出量に占める構成比が一段と縮小
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 汎用樹脂の8月における中国向け輸出(香港向けを含む)通関実績は、前年同月の実績を上回った品目と下回った品目とが7月同様に半々となった。合計6品目のうちLDPE、HDPE、PVCの3品目はともに2ヵ月連続で前年同月の実績を下回ったが、PPホモポリマーは4ヵ月連続の、PPコポリマーは8ヵ月連続の、そしてPSは5ヵ月連続の前年同月超えとなった。

 LDPEとPVCはいずれも総輸出量が前年同月を上回ったにもかかわらず中国向けが逆にマイナス成長となっている。HDPEの場合は総輸出量も前年同月を7.2%下回っているが、中国向けの縮小率はさらに大きく24.5%減となっている。

 注目されるのは、これらの樹脂にPP-HとPSを加えた合計5品目のそれぞれの総輸出量に占める中国向けの比率が1年前に比べて低下している点だ。PP-Hは1.2ポイントの縮小にすぎないが、他の樹脂の縮小率はLDPEが13.8ポイント、HDPEが12.2ポイント、PSが6.9ポイント、PVCが19ポイントといずれも大きい。

 今年上期計に比べてもPSを除く5品目の対中国構成比が下がっている。多くの汎用樹脂メーカーと商社が中国以外の国への輸出を増やして中国への過度な依存を改める姿勢を取り始めている点が鮮明となっている。

 汎用樹脂の8月の中国向け輸出通関数量と1~8月の累計は以下の通り。かっこ内は前年比。
▽LDPE=7,316トン(81.7%)対中構成比43.4%  75,885トン(91.3%)
▽HDPE=7,703トン(75.5%)対中構成比53.7%  67,255トン(97.9%)
▽PP-H=19,772トン(111.2%)対中構成比60.3%  169,587トン(108.3%)
▽PP-C=5,516トン(125.9%)対中構成比53.6%  42,840トン(131.0%)
▽PS=5,893トン(123.2%)対中構成比69.0%  41,413トン(105.8%)
▽PVC=40,269トン(82.9%)対中構成比54.4%  356,729トン(96.0%)