| 2007年10月11日 |
| 英国のVictrex、PEEK樹脂を増設 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
英国Victrex社は9日、英国ランカシャーの工場で新しいPEEK樹脂のプラントをオープンしたと発表した。 同社のPEEK能力はこれまで年産2,800トンだったが、1,450トンの増設で、新能力は4,250トンとなった。 PEEKは耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性を有し成形加工性にも優れた熱可塑性の芳香族系エンプラで、ICIが開発したが、同社は1993年に同事業を分離し、MBO(Management Buy-Out) で設立したVictrex が引き継いだ。 Victrex は本年5月にはPEEKの押出フィルムAptiv の工場を建設、6月には応用研究所を開設している。 同社はまた、新製品の販売を発表した。SABIC Innovative Plastics(旧 GE Plastics )の熱可塑性ポリイミドExtemR UH とPEEK樹脂のブレンドで、高温での機械特性と寸法安定性に優れており、石油・ガスや半導体産業での利用が期待されている。 |